あなたの大事なパソコンとスマホのパスワード、お預かりします!
突然の病気やアクシデント、保険などに入られている方は多いと思います。しかしその保険でデジタルデータは守られますか?
逆に流出してはいけないデータもあるかと思います。特別な写真やパスワード、SNSの裏垢などなど。
現在の法律ではデジタルデータに所有権は存在しません。それに相続に関しても資産価値が曖昧なデジタルデータは分割協議が難しいところです。唯一知的財産権とくに著作権の相続が考えられますが、直近の売上にたいする割合などの計算となりすべてのデータには馴染みません。
そんなデジタルな遺産を守る方法の一つがこの「パスワードお預かりサービス」です。
最初にやることはシンプルです。
パソコンのパスワード、スマホのパスワードをA4用紙1枚に記入いただき、こちらが用意した封をして送っていただくだけです。
こちらから封を送る際に一緒にマニュアルをお送りします。そのマニュアルを保存しておいてください。マニュアルの存在は遺書の付言に記入しておくか、同じ場所に置いてください。
マニュアルには遺産分割協議者に向けた情報が記載されています。「パスワードが預けられています。XXに連絡すればパソコンとスマホのパスワードが送られてきます」と。
これで「あなた」は自分のデータを遺すことができます。
ここまででいろいろな疑問が湧いてくると思います。代表的な疑問の回答を載せておきます。
1、悪用されるのではないか?
こちらでは封を開けません。返還を希望することができます。封が開けてあることはありません。開ければ元に戻せない封を使用します。
また厳重な場所に保管します。
もし輸送にトラブルがあれば、すぐに連絡します。パスワードを変更してください。
2、ちゃんと処理してくれるのかわからない
私が代表取締役の法人と契約していただきます。私が先に死亡しても引き継ぎ手段を用意しています。
パスワードを返送する際には死亡診断書を要求しますので誰かの陰謀で渡してしまうということもありません。
3、誰にパスワードが送られるのかわからない
これは遺産分割協議者に指示しておく必要があります。こちらでは送り先について感知しません。遺産分割協議者の指示する場所に郵送します。
4、パスワードを変更する場合にはどうするのか
初回時に封を余分にお送りしておきます。再度パスワードを記入して送ってください。こちらで古いパスワードは送り返します。(こちらで廃棄もできます)
5、料金はかかるのか
かかります。具体的にはパスワードを記入したA4用紙をこちらに売っていただきます。金額は当サービスの初年度の料金(1万円)です。つまり相殺します。1年後、サービスを継続したい場合には1年間1万円いただきます。(複数年割引用意しています)。もし継続されない場合は1年で用紙を完全に破棄します。単純に1年は無料、それ以降は続けてもいいしやめてもいい、ということです。
ここからが重要なのですが、このサービスにはオプションがあります。
データ消去サービス
遺言の中で、所有しているパソコン、スマホを内部データとともに遺贈(負担付遺贈)と明示記載してください。もしくは死後事務委任契約を結んでください。こちらで確実にデータを復元できないよう処理し、売却します。また、パスワード用紙に指示をいただければ一部を削除、一部を指定した方(5人まで)への譲渡ができます。売却益が発生しますので、このサービスは無料です。
無料法律相談
デジタル遺産に関しての相談・質問を年に2回まで無料で受け付けます。3回め以降は別途料金が発生します。
アカウント処理サービス
パスワード用紙の中に、もしくはデータ消去サービスと組み合わせてPC,スマホの中にアカウント情報と処理の仕方(例:Twitterに追悼を投稿してほしい。ブログを消去してほしい。YoutubeアカウントをAに連絡してほしい。サブスクリプションを解約してほしい等々)をわかるようにしておいてください。内容に応じて金額は変動しますのでお問い合わせください。なお、当該サービスの二段階認証や規約等で実現できない可能性もあります。
なお、このサービスは法人向けもあります。法人の場合はお問い合わせください